前立腺がん検査

前立腺がんとPSA検査

集団検診や人間ドック、またはかかりつけ医で任意に行うことができる比較的簡便な検査が中心です。

前立腺がんは初期には症状がほとんどないがんなので、早期発見・早期治療のためにはこの検査(とくにPSA検査)を定期的に行うことが非常に大切です。

PSA検査

採血をして血液中のPSAという物質の量を測ります。

PSA(前立腺特異抗原)は前立腺から分泌(精液中に放出される)されている物質です。

正常な方の血液の中にもわずかに含まれていますが、前立腺に異常があると濃度が高くなります。

前立腺がんがある場合も鋭敏に数値が上がるため、がんをチェックする有効な指標として使われています。

PSA基準値は一般的に年齢を問わず1mL中に4.0ng以下であれば正常とされますが、施設によっては下記表のような年齢階層別のPSA基準値を用いているところもあります。

年齢階層別PSA基準値

50~64歳 0.0~3.0ng/mL
65~69歳 0.0~3.5ng/mL
70歳以上 0.0~4.0ng/mL

前立腺とはどんな臓器

前立腺は、男性のみにある臓器で、膀胱の直下にあり中を尿道が通っています。

クルミの実くらいの大きさで、精液の一部をつくり、それが精子(これは精巣でつくられます)を防御したり栄養したりする役割をしています。

夜中にトイレで目が覚める

60歳を過ぎてから、昼間は尿が出るまでに時間がかかったり、尿が出てもチョロチョロと勢いがなくなってきました。

また、夜間頻尿で目が覚め何度もトイレに行きたくなります。

夜間のお茶やアルコールなど水分摂取は控えるのですが、毎日夜中は2~3時間おきにトイレに起き、トイレ後の寝つきが悪く、翌日は寝不足で仕事にも影響を出ています。

心配になって、泌尿器科で受診することにしました。

診察では、「一週間の排尿回数と排尿の量を細かくメモしてください」という内容の用紙を渡されました。

診断結果は、前立腺肥大症に伴う排尿障害。

診断内容は「前立腺肥大により尿道が圧迫され、尿の出も悪く残量感もあり、排尿回数が増えているのではないか」という診断でした。

処方された薬は、タムスロシン塩酸塩OD錠0.1mg(内服、朝夕食後服用)

膀胱の容量はふつう200~300ccです。

約150ccたまると軽い尿意を、250ccたまると強い尿意を感じるそうです。

平均的な尿回数は昼間は4~5回、夜間は0~2回前後で、一日平均1,000~2,000ccの尿量がありますが、水を多量に飲めばもちろん尿の量も回数も増えてきます。

さらに老人になれば、腎臓の尿を濃くする力(尿濃縮力)が低下するので尿の回数は多くなりがちで、とくに夜間に排尿に行く回数が増えてきます。

夜間に1~2回小便に起きるのは異常とは言えないそうです。

過活動膀胱

トイレが我慢できない症状の診断結果は過活動膀胱です。

処方された薬は、ウリトスOD錠0.1mg(内服、朝食後服用)

この薬は、過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿および切迫性尿失禁の治療に使われています。

過活動膀胱とは、頻尿や尿失禁の分野における新しい診断名です。

主に自覚症状に基づいて診断されますが、尿意切迫感(排尿したくて我慢がきかない状態)を自覚する場合、過活動膀胱の状態にある可能性があります。

過活動膀胱の患者は、日本で約810万人にのぼると推定され、その頻度は加齢とともに増加し、70歳以上では3割以上の方がこの病気にかかっていると考えられています。

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